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【高専受験者必見】高専ってどんなとこ?

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みなさんは、「高専」と聞いて何を連想しますか?あまりイメージがわかない人がほとんどだと思います。なので今回は、現役高専生である僕が、高専のことを全く知らない人でもよく分かる高専のトリセツについて書いていこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そもそも高専って何?

まず、「高専」という言葉をWikipediaで調べてみることにしました。すると、主に中学校卒業程度を入学資格とし、修業年限5年(商船学科のみ5年6か月)の課程のもと、主に工学技術商船系の専門教育を施すことによって、実践的技術者を養成することを目的にした教育機関である。と書かれていました。

 

このように、高専は専門的なことが学べ、将来にとって大きなプラスとなるような学校です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高専は4年制?5年制?

高専生あるあるとして、4年制の学校と間違えられる。というものがあります。高専は5年制です。なので、卒業は20歳です。

 

 

 

 

 

 

 

 


卒業後の進路

学校によって割合は変わってきますが、半分以上の人が大学へ進学し、残りの人は就職し、大学生より一足先に働けるのです。大学に編入する人の中でも、国公立の大学に進学する人の割合はとても高く安定した進路を確保することができます。東大京大に進学する人も少なくありません。

 

 

 

 

 

 

 

 


進路先が偏ったり、将来の道がせまくなったりしないの?

高専は専門的なことを学ぶ。というイメージが強いですが、公立の高校生とほぼ同じ分主要五教科の勉強や、体育もします。つまり、授業の進度が普通校より遥かに速いということです。レポートなどの提出物も、これ死ぬんじゃね?と思うぐらい多いので、予習復習の習慣がついていない人や、提出期限を守る習慣がついていない人は向いていないかもしれません。僕の学校は、高一の時点で高二の範囲の勉強もしていました。

 

編入自体は、高専に行っていることでなんか有利になるみたいなので、多少勉強していれば楽勝です。就職もっと楽勝で、犯罪級のことをしない限りほぼ確実に就職できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高専のメリット

とにかく自由

高専は校則が普通校ではありえないほど緩くを染めてもOK。ピアスもOK。サンダルもOK。と、パンツさえ履いていたら大丈夫な感じの学校です。スマホも持って行っていいので、休み時間にみんなでゲームをしたり、TikTok撮りまくれたりします。持ってきたらだめなものなんてないので、学校で野球したり、トランプしたり、人生ゲームできたりもします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空きコマがある

高専は高等教育機関であり、大学と同じ扱いなので空きコマがあります。1年生は主要教科が多く学ぶことも多いので、空きコマは少ないかもしれませんが、学年が上がるごとに増えていきます午前中で授業が終わる日もあります。空きコマは人によって使い方が違い、予習復習をする人もいれば、マクドに行ってポテトを食い散らかす人もいるし、一旦家に帰る人もいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早い段階で専門的なことが学べる

これは高専での1番大きなメリットです。主要教科とともに専門科目という教科が増え、1年生から将来役立つような専門的な勉強をすることができます。学年が上がるごとにレベルが上がっていき、専門科目の授業は増えていき、主要五教科の授業は減っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学費が安い

普通校に行き、センター試験を受けて大学に行き、卒業するまでの学費と、高専に入り大学に編入し、卒業するまでの学費を比べると、断然高専に行った方が安いです。授業料は少し高めかもしれませんが、高専は国からの支援が多く、TOEIC受験や英検の受験料も援助してくれるので、とても得することが多いです。でも学科によっては、作業服製図用具代教科書代などにばらつきがあるため、結局色々なことにお金がかかってしまう場合があります。

 

 

 

 

 

 

 

 




 

余裕で学校をサボれる

高専は単位制で、単位さえとればどんなことであろうとやりたい放題なので、授業をサボることも余裕でできます。出席の確認は、運が良ければ各自で名簿に丸をつけるだけで、そうでなくて無断欠席しても何も言われません。僕は提出物がやばい時やテスト前にはよくサボっていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

行事の充実感がすごい

高専には、高専祭スポーツ大会、音楽部によるライブなど、普通校では味わえないような行事があり、高専祭とスポーツ大会大会は2日ずつあるので、とても充実した2日間になります。行事は基本的に朝の点呼が終われば自由の極みなので、中には学校に来て10分で家に帰る人もいます。

 

高専祭は、普通校でいう文化祭で、屋台はもちろん、女装コンテストや、クイズ大会、先生の暴露話のコーナーなど、一味違う楽しみ方ができるのが最大の魅力です。展示は、高専なだけありクオリティが神レベルなものばかりです。建築学科はを作ったり、機械学科はQRコードを作り謎解きを作っていました。とにかく言えることはものすごく楽しいです!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高専のデメリット

授業の進度が早すぎるうえに難易度が高すぎる

先ほど述べたように、高専は主要教科プラス専門科目も勉強するため、必然的に授業の進度が恐ろしく速くなります。きちんと予習復習をしていないと、間違いなく授業についていけずにテストで地獄を見ることになります。僕の学校では1年が終わった時点で2年の内容もかなり勉強しており、授業プリントには東大や京大の入試問題が出題されていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

普通校に比べ留年しやすい

高専は、欠点が60点とかなり高めです。テストで良い点数を取っていても、提出物が全然出ていなかったら留年するし、点数関係なく授業数に対する欠席数の割合が多くても留年するので、授業数が少ない教科では2回休んだだけでも留年してしまいます。でも提出物をちゃんと出して、授業にちゃんと出席していればそんなことはないし、多少点数が足りなくても先生が救ってくれるのがほとんどなので、そこまで心配することはないです。

 

ちなみに僕は、物理で20点を取りましたが提出物をきちんとやっていたので、余裕で欠点ではありませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


地獄のようにレポートの課題が出る

レポートの課題がやばいす。がちでやばいんす。先生は俺たちに何か恨みでもあるのかと思うぐらい、毎週大量のレポートの課題が出され、プラス他教科の予習や課題もあるのでとにかく死にます。特にテスト前は、何回徹夜しても終わりが見えないような症状に襲われます。学科によって内容は違いますが、僕は建築学科なので大量にを描かされ、教科書をまとめさせられました。まあ数枚出してませんが。

 

僕が大尊敬する高専系YouTuberの「かっつー」さんの言う通り、高専は学校から青春を取り除いて、大量のレポートをぶち込んだような学校です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

制服がない・クラス替えがない

校則が自由すぎるため、制服もありません。そのため、フォーマルウェアは自分でスーツを買うことになります。普通校のような制服での学生らしい青春は送れないかもしれませんが、その分違う青春が味わえると思います。

 

高専は学科でクラスが決まるので、クラス替えもありません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

卒業後の初任給が大卒以下

大卒の平均初任給は、21万200円。高卒の平均初任給は、18万円。高専卒の平均初任給は、18.4万円と、 大卒以下なうえに高卒と同等というデメリットがあります。でも高専で学んだことは間違いなく企業が欲していることであり、大学に編入すれば確実に理想の道が待っているはずです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高専の評価方法

高専は累積評価のため、前期中間の時点で100点である場合、前期中間時の評価点は100点になります。前期期末時の点数が80点だった場合、前期中間時の評価点は90点になります。このように、1つの評価は学年末までずっと含まれるので、1回ミスってしまうと、次はそれ以上に頑張らないと点は上がりません。逆に言えば、1回高得点を取ってしまえば、その後ミスっても痛くないというわけです。欠点が60点なので、後期中間後の時点で評価点の合計点が240点以上あれば、後期期末で0点を取ったとしても欠点にはなりません。

 

評価点とは、テストの点数や提出物全てを含めて評価し、それを100段階に分けたものです(もう時期5段階評価になるかもしれませんが)。テストで6割、提出物で4割が一般的だと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

男女比

高専は女子が少ないというイメージが定着しがちですが、もう時代は令和です。決して少ないわけではありません。機械系や電気系はどうしても少なくなってしまうかもしれませんが、僕の学科は男女比は、5:5で、女子の方が人数が多いです。最近は女子の入学者も増えているそうです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に

高専はとても自由で、色々なことが学べてとても良い学校です!勉強は難しいかもしれませんが、その分楽しいこともたくさんあります。みなさんも是非高専への受験を考えてみてはどうですか?

 

最後に1つ言っておきます。


高専病にはくれぐれも気をつけましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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